虹色ロリポップキャンディー

アニメだったり、特撮だったりの感想等

HUGっとプリキュア 感想まとめっぽいこと

 HUGプリの感想をまとめると、だいたいなんとなく分かるけど、よくよく考えるとよくわからないプリキュアです。テーマと心中したようで、していないような。このキャラを通して、何を伝えたかったのか。この作品の諸々突き詰めるとよくわからないです。これを書いていても、これはこうだみたいな確証はあんまりありませんでした。HUGプリとは?と、聞かれても、私には明確に答えれるものがないです。

いじめやアイドル、ジェンダーといった、物語冒頭にはなく、視聴者が必要としていなかった要素を提示してきた割には、消化不良で終わる。勝手に風呂敷広げて、グシャグシャに畳んで終わりみたいな印象です。その要因の一つが、えみるとルールーがいつのまにかアイドルになっていたこと。これがあってからは、物語の外で物語が進む前提で見なくてはいけなくなったので、もう正直追いつけないです。もしかしたら、描写されていないところでキャラは生きているのかもしれないけど、それはあくまでも脚本家の想像でしかないわけで、視聴者にはわからないです。

それらの原因は、私には正直全部脚本家のエゴだと思っています。これも扱いたい、あの人使いたい、このキャラほしい、あの話書きたいみたいな。それが全部若宮アンリというキャラに収束すると思っています。このキャラを動かす尺が必要で、それ以外のところを削らないと。それに付随する諸々の結末がこれかなと。あくまで私の想像ですけど。

いずれにせよ、製作者と求めるところや面白さ等々の感性が違うと分かれば、その作品の視聴者ではないのだと改めて思いました。